ED-MAX｜体外衝撃波によるED治療｜札幌中央クリニックメンズ

ペニスの血管新生を促し、EDを根本から改善ED‑MAX（別名：低強度体外衝撃波療法＝Li‑ESWT）は、スイス医療機器メーカーStorz Medical社製CELLIMPACT®（セルインパクト）を用い、陰茎に低出力の衝撃波を照射して血管新生を促し、根本的にEDを改善する非侵襲的な治療法です。 もともと尿路結石や整形外科に使用されていた衝撃波の技術を応用し、動脈硬化や加齢で硬化した陰茎血管に刺激を与え、微小な損傷をきっかけに血管内皮細胞を活性化させることで、血流と勃起能力の改善が期待されます。
治療は週1回・全6回（1クール）で、1回の照射は約20分。痛みのほとんどない施術で、日常生活への支障もほぼありません。 効果は早い方で第1〜2回から感じられ、臨床試験では治療後1ヶ月時点で勃起機能スコアの明らかな改善が多数報告されています。 日本国内のリアルワールド研究でも、ED‑MAXを含むLi‑ESWTの患者満足度が65〜71％と高水準であり、中等度以下の血管性EDに有効性が示唆されています。
欧州泌尿器学会（EAU）ガイドラインにおいてもPDE5阻害薬（バイアグラ等）で十分な効果が得られないケースに対し、一次選択としてLi‑ESWTを推奨しています。 ED治療薬のような対症療法ではなく、血管機能の回復を目指す根本的なアプローチとして注目されており、薬の服用が難しい方や将来を見据えた根本治療を希望される方にとって、有力な選択肢となっています。

週に1回を6回行うことが最も効果的とされています。効果は早い方で1～2回目から感じることができます。6 回が1クールになります。
1回の施術時間は20分ほどです。

ペニス・陰茎の1ヶ所に500～1,000発の照射を4～5ヶ所に行います。照射中にはじかれているような感覚はありますが、痛みもほとんどなく、副作用や合併症の報告はありません。日常生活に制限はありません。普段通りの生活が送れます。
ED治療薬との併用にて効果が増強することも報告されています。

このグラフは、ED-MAX／ED1000を用いてED治療（1クール＝週1回×6回）を行った後、1年間にわたる効果の推移を示しています。 赤線が治療前の状態、青線が治療後のスコアで、治療1か月目から国際勃起機能スコア（IIEF）が大きく改善していることが分かります。さらに、その効果は1年後まで持続していることが確認されています。

【詳細データ】 日本国内で行われたED1000の臨床試験（帝京大学医学部泌尿器科学講座）では、有効率75％という結果が得られています。つまり、4人中3人が勃起機能の改善を実感したことになります。 特に軽度〜中等度の血管性EDにおいて高い効果が報告されていますが、糖尿病や重度の動脈硬化など背景疾患が進行している場合は、効果が得られにくいケースもあります。
体外衝撃波治療は、薬のようにその場限りの効果ではなく、血管の修復と新生によって根本的に血流を改善するため、自然な勃起力の回復を長期間維持できる点が大きな特徴です。

• ・抗凝固剤、抗血小板剤を内服中の方
• ・6か月以内に心筋梗塞、不整脈などを発症された方
• ・ペースメーカー使用中の方
• ・前立腺がんの既往のある方
• ・治療部位に感染症、異物がある方

• ・ED-MAXと同一の医療機器が、整形外科領域の治療においては厚生労働省の医療機器総合機構（PMDA）承認済みですが、勃起不全に対しては現在国内では未承認です。ED治療は自費診療となります。
• ・スイスのStorz Medical社が開発・製造し、医師により個人輸入しています。
• ・現在、勃起不全の治療を目的とした同等の性能を有する国内承認医療機器はありません。
• ・国内外において、ED治療への使用に対して重大な副作用・合併症は報告されていません。
• ・低強度体外衝撃波はEAUガイドラインにおいて、VEDと並びPDE5阻害薬の無効例や効果低下例の第1選択治療に採用されています。