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性感染症(STD)
淋菌(淋病)

淋菌(淋病)とは?

淋菌(りんきん)は淋病(りんびょう)の原因となる細菌で、正式には「ナイセリア・ゴノレエ(Neisseria gonorrhoeae)」と呼ばれます。 主に性行為(膣性交・オーラルセックス・アナルセックス)を通じて感染し、男女ともに発症します。 感染すると、男性では排尿時の痛みや膿(うみ)などの症状があらわれることが多く、女性ではおりものの変化や下腹部の痛みが見られることがあります。 ただし、女性やのど(咽頭)感染では症状が出にくいことも多く、知らないうちに感染が広がるケースもあります。

クラミジア

出典:Neisseria gonorrhoeae(JIHS国立健康危機管理研究機構)より
左:小さい粒々が淋菌

  • 感染経路

    淋菌は通常、性交・オーラルセックス・アナルセックスなど、感染部位の粘膜・分泌物との接触で感染します。 その他、分娩時の産道感染(新生児結膜炎)があります。

  • 感染部位

    尿道・子宮頸管・咽頭・直腸・結膜

  • 感染行為
    • 膣性交:陰茎と膣の接触によって感染します。男女間で最も一般的な感染経路です。
    • オーラルセックス:口と性器の接触により、のど(咽頭)に感染することがあります。症状が出にくく、気づかないまま感染を広げてしまうケースもあります。
    • アナルセックス:肛門・直腸に感染する場合があり、特に男性同士の性交渉(MSM)では感染経路として報告されています。
    • 母子感染:妊娠中の女性が淋菌に感染している場合、経膣分娩の際に産道を通るときに、赤ちゃんの目(結膜)やのどに菌が付着し、感染することがあります。
  • 潜伏期間

    感染から多くは2~9日(男性は2–7日で症状が出やすく、女性は無症状のことが多い)
    体質や感染部位によって個人差があります。
    男性では、比較的早く(2〜5日以内)排尿時の痛みや膿(うみ)のような分泌物などの症状が現れることが多い一方で、女性では症状が軽かったり、気づかないうちに感染が進行してしまうこともあります。

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男性にみられる症状

  • 尿道炎の症状
  • 尿道からの膿(うみ)
  • 排尿時の痛みや不快感
  • かゆみ・違和感

※感染が進行すると、精巣上体炎を起こし、睾丸の腫れや痛みが出ることがあります。

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女性にみられる症状

  • 尿道炎、子宮頸管炎の症状が多い
  • おりものの増加(黄色や膿性)
  • 不正出血(性交後出血)
  • 下腹部の痛み・重だるさ

※症状が軽くても、放置すると骨盤内感染症(PID)や卵管閉塞から不妊症の原因になることがあります。

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その他の症状

  • 咽頭:多くは無症状。のどの痛みが見られることあります。治療後の治癒確認が必要
  • 肛門・直腸:無症状~肛門部不快、痛み、出血、分泌物などの症状
  • 結膜:高度な化膿性結膜炎(新生児・成人)
放置した場合のリスク

男性:精巣上体炎→不妊の原因
女性:骨盤内炎症性疾患(PID)、卵管閉塞、不妊、子宮外妊娠
播種性淋菌感染(DGI):関節炎・皮膚病変、稀に心内膜炎・髄膜炎
母子感染:新生児結膜炎、肺炎
他の性感染症(HIV、梅毒など)リスク増大

淋菌(淋病)検査の検出可能期間

多くは、1週間前後で陽性化、2週間でほぼ検出が可能です。暴露直後は陰性でも感染を否定できないため、早期陰性の場合は1–2週間後の再検を推奨します。検出タイミングは、部位(尿道/子宮頸管/咽頭/直腸)や採取法で変動することがあります。

ウィンドウ期とは

ウィンドウ期(window period)とは、感染から実際に検査で陽性と判定できるまでの期間を指します。この期間は、体内でウイルスや細菌が増殖したり、抗体や抗原が検出できるレベルまで達するまでに必要な時間です。ウィンドウ期の間は、実際には感染していても検査結果が陰性になる可能性があります(偽陰性)。
このため、感染の可能性がある日から一定期間が経過していないと、検査の精度が低くなります。早期検査で陰性でも、安心してはいけないケースがあるため、期間を開けての再検査が推奨されます。

ウィンドウ期の長さは感染症によって異なる
  • 細菌性性感染症
    (クラミジア、淋菌など)
    比較的短い(数日〜1〜2週間)
  • ウイルス性性感染症
    (HIV、梅毒、B型肝炎など)
    抗体検査では長く、
    数週間〜数ヶ月かかることもある

検査方法

  • *
    尿検査
    初尿(最初の尿)で淋菌DNAを検出
  • *
    のどの検査
    うがい液や咽頭ぬぐい液
  • *
    膣分泌物検査
    女性の場合は膣や子宮頸部のぬぐい液
  • *
    肛門検査
    肛門ぬぐい液

治療方法・治療期間について

  • 治療方法
    抗菌薬による点滴治療(セフトリアキソン)
    パートナーも同時に治療が必要(ピンポン感染防止)
    治療後2~3週間で再検査を推奨
  • 治療期間
    多くは当日の単回投与で終了します。咽頭感染は7–14日後に治癒確認が必要です。
治療後の注意点

性行為は治療完了+陰性確認まで控える
※再感染防止のため
パートナーも同時治療が必須(ピンポン感染の防止)
治療から2〜3週間後に再検査(トリートメントチェック)を推奨

淋菌(淋病)検査・治療の料金表

料金表
診療内容 詳細 料金
尿検査 クラミジア・淋菌 7,700円
マイコプラズマ・
ウレアプラズマ
11,000円
トリコモナス 8,800円
一般細菌培養・同定 11,000円
咽頭検査 クラミジア・淋菌 7,700円
マイコプラズマ・
ウレアプラズマ
11,000円
血液検査 HIV・梅毒・B型肝炎・C型肝炎
(4項目)
14,600円
単純ヘルペス
抗体検査
11,000円
性病検査
セット
(6項目)
クラミジア・淋菌(尿検査)・HIV・
梅毒・B型肝炎・C型肝炎(血液検査)
19,800円
性病検査
セット
(8項目)
クラミジア・淋菌(尿・咽頭検査)・HIV・
梅毒・B型肝炎・C型肝炎(血液検査)
24,200円
スワブ検査 一般細菌培養・同定 11,000円
内服薬 5,500〜9,900円
注射 11,000円
尖圭コンジローム
除去
88,000〜
175,000円

(範囲・大きさにより異ります)

診察料 5,500円
  • ※表示価格は税込み価格です。
  • ※検査は自由診療になります。

予防方法

性病(性感染症)は、正しい知識と予防策を実践することでリスクを大きく減らすことができます。
ここでは代表的な3つの予防法について解説します。

  • コンドームの適切な使用

    コンドームは性病予防において最も基本的かつ効果的な方法です。性行為の最初から最後まで正しく装着することで、HIVやクラミジア、淋菌など多くの性感染症の感染リスクを大幅に減らすことができます。
    ただし、完全に感染を防げるわけではなく、皮膚や粘膜が接触する部位(性器周囲、肛門、口腔など)から感染する可能性もあるため、過信は禁物です。

  • 不特定多数との性行為を避ける

    パートナーの数が多いほど、性病に感染するリスクは高まります。信頼できる相手との関係を大切にし、不特定多数との関係を避けることは予防に直結します。特に、相手の感染歴や検査状況が不明な場合は注意が必要です。
    安全なパートナーシップの構築は、自分自身だけでなく大切な人を守ることにもつながります。

  • 定期的な性病検査

    性病は初期には無症状のことも多く、自覚のないまま感染が広がるケースも少なくありません。自分やパートナーを守るためにも、定期的な検査を受けることが重要です。特に新しいパートナーとの関係が始まったときや、不安を感じたときには早めの検査をおすすめします。検査は医療機関で簡単に受けることができ、早期発見・早期治療につながります。

よくあるご質問

検査は痛いですか?

尿検査・うがい液検査は痛みがありません。

保険は使えますか?

当院は自費診療のため保険証は不要です。プライバシーを守りたい方に安心です。

パートナーと一緒に受けられますか?

はい、同時検査・治療が可能です。

結果はどれくらいで出ますか?

通常3~5日以内です。

他の性病も同時に検査できますか?

可能です。淋菌・梅毒・HIVなどのセット検査もあります。

診療内容

美容外科・美容皮膚科

  • 男性AGA薄毛治療
  • 全身脱毛
  • ヒゲ脱毛
  • ワキガ・多汗症

お知らせ

男性器のお悩み、薄毛・抜け毛・AGA治療・頭皮や髪の毛に関する情報をご紹介します。

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