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性感染症(STD)
B型肝炎

B型肝炎とは?

B型肝炎(HBV)は、血液や体液を介して感染するウイルス性の肝炎です。 感染すると肝臓に炎症が起こり、発熱・倦怠感・黄疸などの症状が現れることがありますが、初期は無症状のことも多くあります。 一部は自然に治りますが、慢性化すると肝硬変や肝がんに進行する可能性があります。 現在は、ワクチン接種・定期検査・早期治療によって予防とコントロールが可能な感染症です。

B型肝炎
  • 感染経路

    B型肝炎(HBV)の主な感染経路は、血液や体液を介したウイルスの侵入によるものです。

  • 感染部位

    B型肝炎ウイルス(HBV)は、粘膜に感染するのではなく、血液を介して全身に広がり、主に「肝臓の細胞(肝細胞)」に感染するウイルスです。

  • 感染行為
    • 膣性交:性行為中に、感染者の精液や膣分泌液が性器の粘膜に接触することで感染します。
    • オーラルセックス:感染リスクは比較的低いものの、口の中に傷や炎症がある場合は感染の可能性があります。
    • アナルセックス:膣性交よりも粘膜が傷つきやすく、感染リスクが最も高い性行為です。
    • 生理中の性行為:生理中は血液を介して感染する可能性が高くなります。感染者が女性である場合、月経血中のウイルスから感染することがあります。
    • 母子感染:感染している母親から、出産時に産道を通して新生児に感染する場合があります。現在はワクチンや免疫グロブリン投与により、ほとんど予防が可能です。
  • 潜伏期間

    一般的には、約1か月〜6か月(平均2〜3か月)とされています。
    この間、ウイルスは体内で増殖し始めますが、ほとんどの人は自覚症状がありません。

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男性にみられる症状

  • 倦怠感(だるさ)・発熱
  • 食欲不振・吐き気・腹部の不快感
  • 黄疸
  • 濃い尿・薄い便

※急性期を過ぎてもウイルスが体内に残ると、慢性肝炎(キャリア化)に移行します。

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女性にみられる症状

  • 倦怠感・微熱・食欲不振
  • 黄疸(皮膚や白目の黄ばみ)
  • 吐き気・腹部の不快感
  • 月経異常・ホルモンバランスの乱れ

※急性期を過ぎてもウイルスが体内に残ると、慢性肝炎(キャリア化)に移行します。

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急性期と慢性期について

B型肝炎(HBV)は、感染後の経過によって「急性期」と「慢性期」に分けられます。急性期は感染から1〜6か月以内に発症し、発熱・倦怠感・食欲不振・黄疸などの症状が現れますが、成人の多くは自然に回復します。 ただし、まれにウイルスが急激に増えて肝機能が著しく低下し、劇症肝炎(急性肝不全)に進行することもあります。
慢性期は感染が6か月以上持続し、ウイルスが体内にとどまる状態です。慢性期は自覚症状がほとんどありませんが、時間の経過とともに肝硬変や肝がんへ進行することがあります。

放置した場合のリスク

B型肝炎を放置すると、ウイルスが肝臓内で増殖を続け、慢性的な炎症が長期間にわたり肝細胞を傷つけることになります。 初期は自覚症状がほとんどなくても、時間の経過とともに肝臓の機能が低下し、深刻な合併症を引き起こすリスクがあります。 特に、感染が6か月以上続く「慢性B型肝炎」では、次第に肝硬変や肝がんへ進行する可能性があります。 肝硬変になると肝臓が硬くなり、腹水・むくみ・出血傾向・黄疸などが現れ、最終的には肝不全を起こすこともあります。

B型肝炎検査の検出可能期間

一般的には、感染から約1〜3か月後(平均2か月前後)に血液検査で検出が可能になります。 HBs抗原:感染後約1〜3か月で血液中に出現し、最も早く検出される指標です。感染の有無を確認する「スクリーニング検査」として広く使われています。
HBV DNA(ウイルス量検査):感染後2〜4週間程度で検出可能。PCR法による高感度検査で、感染初期の確認や治療経過の判定に有効です。
HBs抗体:感染が治癒したり、ワクチン接種後に産生される抗体で、感染後3〜6か月以降に陽性となり、免疫がついたことを示します。

ウィンドウ期とは

ウィンドウ期(window period)とは、感染から実際に検査で陽性と判定できるまでの期間を指します。この期間は、体内でウイルスや細菌が増殖したり、抗体や抗原が検出できるレベルまで達するまでに必要な時間です。ウィンドウ期の間は、実際には感染していても検査結果が陰性になる可能性があります(偽陰性)。
このため、感染の可能性がある日から一定期間が経過していないと、検査の精度が低くなります。早期検査で陰性でも、安心してはいけないケースがあるため、期間を開けての再検査が推奨されます。

ウィンドウ期の長さは感染症によって異なる
  • 細菌性性感染症
    (クラミジア、淋菌など)
    比較的短い(数日〜1〜2週間)
  • ウイルス性性感染症
    HIV・梅毒・B型肝炎・C型肝炎など
    抗体検査では長く、
    数週間〜数ヶ月かかることもある

検査方法

  • *
    血液検査
    血液検査によってウイルスの有無や活動状態を確認します。ウイルスそのものを検出する検査と、身体が反応して作る抗体を調べる検査の2種類があり、これらを組み合わせることで感染の時期・状態を正確に判断します。

治療方法・治療期間について

  • 治療方法
    急性B型肝炎は、成人の場合約90%以上が自然に回復します。そのため、基本的には安静・栄養管理などの対症療法(自然治癒を促す治療)が中心です。
    慢性B型肝炎は、肝硬変や肝がんのリスクが高まります。この段階ではウイルスの増殖を抑える「抗ウイルス療法」が中心です。
  • 治療期間
    急性B型肝炎の症状はおよそ1〜3か月ほどで回復し、血液検査で肝機能が正常化すれば治療終了となります。まれに劇症肝炎(急性肝不全)に進行することがあり、その場合は入院による集中治療が必要になることもあります。
治療後の注意点

定期的な通院・検査を続ける。
※治療後も、血液中のウイルス量(HBV DNA)や肝機能(AST・ALT)を定期的に確認する必要があります。一見症状がなくても、ウイルスが再び活動を始めることがあるため、3〜6か月ごとの検査が推奨されています。
アルコール・過度な脂質摂取を控えましょう。
他者への感染予防を徹底しましょう。

B型肝炎検査・治療の料金表

料金表
診療内容 詳細 料金
尿検査 クラミジア・淋菌 7,700円
マイコプラズマ・
ウレアプラズマ
11,000円
トリコモナス 8,800円
一般細菌培養・同定 11,000円
咽頭検査 クラミジア・淋菌 7,700円
マイコプラズマ・
ウレアプラズマ
11,000円
血液検査 HIV・梅毒・B型肝炎・C型肝炎
(4項目)
14,600円
単純ヘルペス
抗体検査
11,000円
性病検査
セット
(6項目)
クラミジア・淋菌(尿検査)・HIV・
梅毒・B型肝炎・C型肝炎(血液検査)
19,800円
性病検査
セット
(8項目)
クラミジア・淋菌(尿・咽頭検査)・HIV・
梅毒・B型肝炎・C型肝炎(血液検査)
24,200円
スワブ検査 一般細菌培養・同定 11,000円
内服薬 5,500〜9,900円
注射 11,000円
尖圭コンジローム
除去
88,000〜
175,000円

(範囲・大きさにより異ります)

診察料 5,500円
  • ※表示価格は税込み価格です。
  • ※検査は自由診療になります。

予防方法

性病(性感染症)は、正しい知識と予防策を実践することでリスクを大きく減らすことができます。
ここでは代表的な3つの予防法について解説します。

  • ワクチンによる予防(最も有効な方法)

    B型肝炎ワクチンは、感染を防ぐ最も確実で効果的な方法であり、体内にHBs抗体(免疫)を作ることで、ウイルスが侵入しても発症や慢性化を防ぐことができます。 通常は3回(初回・1か月後・6か月後)の接種で免疫が形成され、効果は10年以上持続します。
    乳児への定期接種のほか、医療従事者・介護職・性行為感染のリスクがある人・感染者の家族なども接種が推奨されます。 接種後は血液検査で抗体ができたか(HBs抗体陽性か)を確認することが望ましく、必要に応じて追加接種を行うことで免疫を維持できます。

  • コンドームの適切な使用

    コンドームは性病予防において最も基本的かつ効果的な方法です。性行為の最初から最後まで正しく装着することで、HIVやクラミジア、淋菌など多くの性感染症の感染リスクを大幅に減らすことができます。
    ただし、完全に感染を防げるわけではなく、皮膚や粘膜が接触する部位(性器周囲、肛門、口腔など)から感染する可能性もあるため、過信は禁物です。

  • 不特定多数との性行為を避ける

    パートナーの数が多いほど、性病に感染するリスクは高まります。信頼できる相手との関係を大切にし、不特定多数との関係を避けることは予防に直結します。特に、相手の感染歴や検査状況が不明な場合は注意が必要です。
    安全なパートナーシップの構築は、自分自身だけでなく大切な人を守ることにもつながります。

  • 定期的な性病検査

    性病は初期には無症状のことも多く、自覚のないまま感染が広がるケースも少なくありません。自分やパートナーを守るためにも、定期的な検査を受けることが重要です。特に新しいパートナーとの関係が始まったときや、不安を感じたときには早めの検査をおすすめします。検査は医療機関で簡単に受けることができ、早期発見・早期治療につながります。

よくあるご質問

B型肝炎の検査はどのように行いますか?

B型肝炎の検査は、血液検査でHBs抗原を調べる方法が一般的です。感染しているか、過去に感染したことがあるか、ワクチンで免疫がついているかを判定します。

感染してからどのくらいで検査に出ますか?

一般的には、感染から1〜3か月後(平均2か月)で血液検査に反応が出ます。感染直後は「ウインドウ期」と呼ばれる陰性期間があるため、感染の心当たりがある場合は2か月以降の再検査が確実です。

検査は痛いですか?

B型肝炎の検査は通常の採血と同じで、注射針のチクッとした刺激だけです。検査時間は数分で終わり、結果は数日以内に確認できます。

健康診断で「B型肝炎の項目に反応がある」と言われました。どうすればいいですか?

健康診断で「HBs抗原陽性」「HBs抗体陽性」「HBc抗体陽性」などと指摘された場合、感染の時期や状態を詳しく調べる追加検査が必要です。多くの場合は経過観察のみで問題ありませんが、ウイルス量が多い場合や肝機能異常がある場合には、専門医による定期的なフォローが必要です。

検査を受けたことは他人に知られますか?

医療機関での検査情報は個人情報として厳重に管理されており、職場・学校・家族など第三者に知られることはありません。匿名での検査や自費検査にも対応している場合がありますので、プライバシーを守って受けることが可能です。

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