バイアグラ｜ED治療｜札幌中央クリニックメンズ

バイアグラ（有効成分：シルデナフィル）は、陰茎海綿体への血流を増やし、自然な勃起をサポートするED治療薬です。
性的刺激が加わることで一酸化窒素（NO）が分泌され、血管を拡張する働きが活発になりますが、ED（勃起不全）の方はこの作用が不十分な場合があります。 バイアグラは、この血管拡張を阻害する酵素（PDE5）を抑制し、血流を改善することで勃起力を高めます。 効果は服用後30〜60分で発現し、持続時間はおよそ4〜6時間です。 「飲めば勝手に勃起する薬」ではなく、性的刺激があって初めて効果を発揮するため、自然な性行為の流れが保たれます。
初めてED治療薬を試す方や、軽度〜中等度のEDに特に向いています。

• バイアグラの服用方法について
• ・服用量 通常は50mgを性行為の約1時間前に服用します。体質や副作用の有無によって、半量に25mgに減量する場合もあります。
• ・服用頻度 1日1回まで。次の服用までは24時間以上あける必要があります。
• ・服用タイミング 性行為の約1時間前が目安ですが、30分程度でも効果が現れることがあります。
• ・作用時間は、4～5時間
• ・水またはぬるま湯で服用するのが基本です。
• ・ODフィルムの場合は、水なしで舌の上に置き、自然に溶かして服用できます。
• ・お酒の飲みすぎは効果が減弱します。
• ・食事の影響を受けやすい。食事後は効果発現が遅れたり、半減します。

ED治療薬は、勃起を助けてあげるお薬です。性的な刺激がないと勃起はしません。

• バイアグラの副作用について
• ・ほてり感、頭痛
• ・動機、頻脈、めまい
• ・悪心、胃腸障害、口渇　　・発疹
• ・目の充血、視覚障害　　　・勃起の持続
• ・過敏性反応
• ・多くは軽度で時間とともに自然に消失しますが、長時間の勃起（4時間以上）などが起きた場合は、服用を中止し、医療機関を受診してください。
• ■バイアグラ錠に関する添付文章
• ■バイアグラを使用されている方へ(VIATRIS提供)

バイアグラは空腹時の服用が最も効果的です。これは、有効成分シルデナフィルの吸収が食事内容に大きく影響を受けるためです。 特に脂肪分を多く含む食事（揚げ物・ラーメン・ピザ・ステーキなど）と一緒に服用すると、薬の吸収が遅れ、効果が現れるまでの時間が1〜2時間延びる可能性があります。また、血中濃度の最大到達値（Tmax）も低くなり、勃起の硬さや持続力が弱まる場合があります。
実際、臨床試験でも高脂肪食（約57g脂質含有）と同時服用した場合、シルデナフィルの吸収速度が平均1時間以上遅延し、最高血中濃度が約30％低下することが確認されています。 このため、性行為の前後にしっかり効果を得たい場合は、服用2時間前までに軽食を済ませるのが理想です。
また、炭水化物中心の軽食（おにぎり、うどん、サンドイッチなど）であれば吸収への影響は比較的少なく、どうしても空腹がつらい場合はこの程度にとどめるのがおすすめです。 「食後すぐ服用しても全く効かない」というわけではありませんが、最大限のパフォーマンスを求めるなら空腹時または軽食後の服用を心がけましょう。

アルコールは少量であればリラックス効果や緊張緩和をもたらし、勃起の心理的障壁を下げる場合もあります。しかし、大量の飲酒は中枢神経や血管機能を抑制し、バイアグラの効果を大きく損ないます。
多量飲酒時には、脳からの性的興奮信号が弱まり、陰茎への血流が十分に確保できなくなります。バイアグラは血流を増やす薬ですが、「勃起の指令」が弱まれば十分な反応は得られません。さらに、アルコール自体が血管拡張作用を持つため、バイアグラとの相乗効果で急激な血圧低下やめまい、立ちくらみを引き起こすこともあります。
医学的には、アルコール摂取量がビール中瓶1本程度、またはワイングラス1杯程度までであれば、バイアグラの効果や安全性に大きな影響はないとされています。それ以上の飲酒は、勃起力の低下だけでなく、副作用リスクを高めるため推奨されません。
特に、空腹時の服用＋多量飲酒は血圧低下や顔面紅潮が強く出る傾向があるため避けるべきです。 バイアグラを服用する日は、「ほろ酔い程度で抑える」または「飲酒しない」ほうが、安全かつ効果的な結果を得られるでしょう。

• 以下の方はバイアグラ・レビトラ・シアリス錠は服用できません。。
• ・併用禁忌：ニトログリセリン、亜硝酸アルミ、硝酸イソソルビド、ニコランジル等の硝酸剤及びNO供与剤・sGC刺激剤(リオシグアト：アデムパス)・グレープフルーツ
• ・今までに、ＥＤ薬を服用してアレルギー・過敏症を起こした方
• ・心血管系障害により性行為が不適用だと診断されている方
• ・コントロール不良の不整脈・高血圧・低血圧
• ・低血圧の方（特に最大血圧が90mmhg未満または最小血圧が50mmhg未満の方）
• ・高血圧の方（最大血圧が170mmhg以上または最小血圧が100mmhg以上の方）
• ・脳血管に病気のある方（脳梗塞・脳出血）や心筋梗塞を起こした方
• ・重症の肝臓機能障害の方
• ・網膜色素変性症と診断された方
• ・その他持病により、ED治療薬を使用しないように指示されている方

性行為は心臓に負担をかけることがあります。勃起不全薬を飲む前に体調の変化がないか、健康状態がよいときにご使用ください。