レビトラは、有効成分バルデナフィル(Vardenafil)を含むPDE5阻害薬で、世界で2番目に承認されたED(勃起不全)治療薬です。
日本では2004年に承認され、5mg・10mg・20mgの錠剤タイプが販売されてきました。
バイアグラ(シルデナフィル)と同じく陰茎海綿体への血流を増やすことで勃起をサポートしますが、即効性の高さと食事の影響を比較的受けにくいという特徴があり、服用から約15〜30分で効果を感じられる場合も多い薬です。
製造販売元であるバイエル薬品の国内供給体制の変化に伴い、2021年10月をもって先発品レビトラは製造・販売を終了しました。
現在は、国内製薬会社が製造するレビトラジェネリック(バルデナフィル錠)が承認・流通しており、先発品と同等の成分を持つ薬として処方可能です。
当院では、レビトラジェネリックのほか、バイアグラ(シルデナフィル)、シアリス(タダラフィル)、および各ジェネリック医薬品を広く取り扱っており、症状やライフスタイルに合わせたED治療薬の選択が可能です。
レビトラは、有効成分バルデナフィルがPDE5(ホスホジエステラーゼ5)という酵素の働きを阻害することで効果を発揮します。
PDE5は、勃起のきっかけとなる神経伝達物質「一酸化窒素(NO)」によって生成されるcGMP(環状グアノシン一リン酸)という物質を分解する酵素です。
通常、性的刺激を受けるとNOが分泌され、cGMPが増加して陰茎海綿体の平滑筋が弛緩し、血液が流れ込みます。しかし、EDの方ではPDE5の働きが過剰で、cGMPがすぐに分解されてしまい、十分な勃起が得られません。
バルデナフィルは、このPDE5の作用を強力に抑制し、cGMPの濃度を高く維持することで、血管拡張作用を持続させます。
これにより、性的刺激が加わった際の血流が増え、硬く、そして持続力のある勃起をサポートします。
1、即効性の高さ
他のED治療薬に比べて吸収速度が速く、早ければ服用15分後から効果を感じることが可能です(平均的には30〜60分)。
急な性行為の予定にも対応しやすく、「即効型ED治療薬」として人気があります。
2、高い酵素阻害力
臨床試験では、バルデナフィルは同用量換算でバイアグラ(シルデナフィル)よりもPDE5阻害作用が強いとされており、少ない量でも確かな効果を発揮します。
3、血管性EDに強い
糖尿病や高血圧など、血管機能の低下が原因のEDに対しても高い有効性が報告されています。
特に、糖尿病性ED患者における臨床試験では有効率が60〜70%と比較的高い数値を示しています。
4、硬さと持続力の向上
レビトラは「硬さがしっかり出る」「中折れしにくい」との患者報告が多く、中等度〜重度のEDでも満足度が高い傾向があります。
効果発現:平均30〜60分(空腹時)、早い人は15分程度
持続時間:およそ4〜8時間
血中濃度ピーク(Tmax):0.7〜0.9時間
この持続時間は、服用後の長時間にわたり性的刺激に応じた勃起をサポートできることを意味しますが、
「飲めばずっと勃起している」ということではなく、性的刺激があって初めて作用する点は他のED薬と同じです。
ED治療薬は、勃起を助けてあげるお薬です。性的な刺激がないと勃起はしません。
レビトラは、比較的食事の影響を受けにくいED治療薬とされています。
これは、バルデナフィルが水溶性に優れ、胃内での溶解速度が速いことに起因します。
そのため、軽食程度であれば吸収や効果発現に大きな影響はありません。
ただし、「食事の影響を全く受けない」というわけではなく、特に**高脂肪食(脂質含有量30%以上の食事)と同時に服用すると、吸収速度がやや遅れ、血中濃度の最大到達時間(Tmax)が延長することがあります。
臨床試験では、高脂肪食(約57g脂質含有)を摂取後に服用した場合、効果発現が平均1時間程度遅れることが確認されています。
推奨される服用タイミング
・性行為の30〜60分前の服用が目安
・効果を最大限に引き出すためには、服用前2時間以内に高脂肪食を避けるのが理想
・炭水化物中心の軽食(おにぎり、パスタ、うどん、パンなど)であれば影響は少ない
レビトラの特性上、バイアグラよりは食事の影響を受けにくいものの、最も効果的に使うには「軽めの食事」または「空腹時の服用」を心がけることが望まれます。
少量の飲酒(ビール中瓶1本、ワイングラス1〜2杯程度)であれば、リラックス効果により心理的な緊張が和らぎ、性行為の流れにプラスに働く場合もあります。
しかし、多量飲酒は中枢神経や血管の働きを抑制し、レビトラの血流増加作用と拮抗してしまいます。
これにより、薬の効果が十分に得られなくなったり、中折れの原因となることがあります。
さらに、アルコールにも血管拡張作用があるため、レビトラと併用すると急激な血圧低下、立ちくらみ、めまいなどの副作用が強く出る場合があります。
特に空腹時の服用+多量飲酒は、こうしたリスクが高まります。
アルコール摂取の目安
・安全な目安:ビール中瓶1本程度、またはワイングラス1〜2杯程度
・推奨されない量:それ以上の飲酒(酩酊状態になる量)は効果低下・副作用増加の原因
アルコールはEDの原因になります。「ED治療薬を飲む日は、ほろ酔い程度で抑える」または「飲まない」という選択が、最も安全かつ効果的です。
内服中の薬や通院中の病気は必ずお知らせください。性行為は心臓に負担をかけることがあります。勃起不全薬を飲む前に体調の変化がないか、健康状態がよいときにご使用ください。
再診の方は、電話での問診によりED治療薬(バイアグラ・レビトラ・シアリス・各ジェネリック)をご自宅に郵送で処方できます。
オンライン処方でもお薬の料金は変わりません。
当院では初診にて現状のお話を伺い、詳しいED治療薬の説明とご案内が必要と考えています。
そのため初診の方は、クリニックに一度ご来院が必要とさせて頂いております。
診療内容 | 料金 | |
初診料・再診料 | なし | |
バイアグラ 50mg | 1錠 | 1,540円 |
1錠(10錠~) | 1,350円 | |
レビトラ 20mg | 1錠 | 販売終了 |
1錠(10錠~) | 販売終了 | |
シアリス 20mg | 1錠 | 1,980円 |
1錠(10錠~) | 1,760円 | |
シルデナフィル 50mg 【バイアグラジェネリック】 |
1錠 | 1,430円 |
1錠(10錠~) | 1,100円 | |
バルデナフィル 20mg 【レビトラジェネリック】 |
1錠 | 1,980円 |
1錠(10錠~) | 1,760円 | |
タダラフィル 20mg 【シアリスジェネリック】 |
1錠 | 1,870円 |
1錠(10錠~) | 1,650円 | |
ED 1000・ED-MAX | 1回 | 74,800円 |
6回(1クール) | 375,000円 |
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